横浜西口の「水辺七不思議」って何だ!?
—水質編—

横浜西口の「水辺七不思議」って何だ!?—水質編—
横浜西口の水辺環境は実際はどうなっているのか?みんなで調べてみました。
KOKOPELLI+
寺田浩之

「横浜西口夏まつり」での水質調査

昨年、横浜駅西口エリアで開催された「夏まつり」では、ミズベリングブースにて、「帷子川ミニ水族館」など様々な水辺に関する展示を行ないました。多くの市民の方々にここの水辺に目をむけていただくきっかけを提供できたのではないかと思います。

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その中で、水槽展示についで注目を集めたのがこの「七不思議」でした。
水の流れ、川のカタチ、水深、水のきれいさ、しょっぱさ、生きもの、歴史の七つの謎を提示し、それを市民の方々と一緒に調べて行こうという市民調査プログラムです。

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昨年の夏まつりでは、実際に「水のきれいさ」をしらべるため、来場者の方々にCODパックテストによる水質調査を体験していただきました。

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まずは会場前を流れる幸川にて水を汲みます。実はここが最も大切で、自ら川の水を汲むことによって「ここの場所の水」という実感が沸き、結果もより印象的なものになるのです。そして汲んだ水を紙コップに入れます。ここで参加者の方々は共通してこういいます「思ったよりきれい・・・」実はこの場所は道から川を覗くと水色が緑に見えます。そのため、きっとみなさんは川の水が緑に濁っているはずと考えるのですが、実際に汲んでみると実は透明な水なのです。そのまま匂いもかいでもらいます。比較で源流の湧き水と比較してもらったのですが「匂いもほとんどしない・・・」。このあたりの川はドブ臭いと思っている方がほとんどですが、それも実は違ったのです。そしてついに水の汚れを判定するCODのパックテストです。結果はなんとみなさん2〜4に。コレによって実は意外に横浜西口の川の水は悪くないのではないかという仮説が成り立ちました。

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これとは別に今年の2月に水質調査を再度実施したところ、満潮時、干潮時は4、平均水位時で6という結果となりました。現状では、西口付近の幸川の水質は悪くなかったということがこれで明白になったと思います。

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このように、七不思議というテーマで調べる項目を明確にして、それを市民の皆さんの参加型調査と本格的な調査によってデータを収集することは、「その場の環境の実態を知る」ことと「市民の方に実感から知ってもらう」ことを同時に行なえるとても意味のある方法ではないかと考えられます。実は、調査は少しずつ進んでいて他の6つの不思議も徐々に解明されているのですが、それはまた別の機会にご報告します。
最後に、本年度の西口まつりでも市民調査を体験していただけるアクティビティを企画しておりますので、ぜひ遊びに来て体験していただければと思います。

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寺田浩之
KOKOPELLI+(ココペリプラス)代表 水辺総研客員研究員
子どもたちを対象とした環境調査、環境教育を行う。魚類、水棲生物調査、環境教育、環境展示を専門とする。横浜西口夏祭りでは、帷子川ミニ水族館を実施。ミズベリング横浜西口プロジェクトにて、帷子川の環境生物調査を行なっている。